こんにちは、ひびのです。

何回転職してもブラック企業しかない。いつまでもしんどい思いはしたくないし、どうすればいいんだろう?
今回はこういう疑問に答えていきます。
僕は何回も転職しましたが、ブラック企業やおかしな会社ばかりでしたね。
会社がブラックになるのには理由があって、労働者である以上、常にそのリスクが付きまといます。
転職してもブラックしかない本質的な理由と、その対策について解説しました。
僕たちの給料はどうやって決まっているのか?会社の利益はどうやって生み出されるのか?
この記事を読めば、会社のために頑張っても搾取されるだけということが分かります。



ではいきましょう!
転職してもブラック企業しかない訳ではない


結論から言うと、転職してもブラック企業しかない訳ではありません。もちろんまともな会社も中にはあります。
しかし、ほとんどはブラック企業と、ブラック企業とまではいかないけれどおかしな会社ばかりです。
ですから、転職してもうまくいかなくてうんざりするのは無理もありません。
僕は何回も転職を経験しましたが、ブラック企業とおかしな会社ばかりでした。
- 残業が毎月80時間を超える
- 社長が独裁者
- 年間休日が85日
- 休日出勤やパワハラは当たり前
- 職場が異常に暑いなど、職場環境が悪い
- 外国人ばっかり
- 休憩がない
僕が経験したブラック企業はこんな感じでしたね。
ブラック企業の象徴とも言える長時間労働や少ない休日、パワハラなんて当たり前です。
出勤時と退勤時に、毎日20人ぐらいに挨拶しなければいけないという狂ってる会社もありましたね。
ブラック企業の定義は?と言われればはっきりしませんが、働いている人間がブラックだと感じたのならそうなんだと思います。
ブラック企業で働いてみると、会社は働いてる人間のことなどまったく考えていないことがよく分かります。
雇う側と雇われる側の意識が大きくズレていて、もうどうしようもない状況です。
1番の問題は、転職先もブラック企業である可能性が高いということです。
大企業ならば安心という訳でもなく、大企業にもブラック企業はたくさんあります。
求人情報だけではブラック企業かどうかを見抜くことは非常に難しく、実際に働いてみないと分からないというのが現実です。
転職してもまたブラック企業!それには理由がある


長時間働かせた方が、会社は儲かる
会社は何よりも利益を優先します。利益が上がらない会社は潰れてしまうからです。
商品の値段からコストを引いた金額が会社の利益になる訳ですが、なぜコストよりも商品の値段が高くなるのか説明できますか?
それは、原材料から商品に変わる時に、人の手が加えられているからです。
これはどういうことなのか?
例えば、100円でまぐろを仕入れたとします。
人の手を加えて刺身に加工することで価値が上乗せされ、刺身は100円以上の値段になる訳です。
つまり、労働者が働くことによって、価値が生み出されるということです。
これが会社に利益が生まれる仕組みです。
もうちょっと分かりやすく説明すると、例えば僕の1日の給料が4000円だったとします。
働くことで価値が生まれる訳ですから、1時間働くと、1000円の価値が生まれるとします。
4時間働いてたとして、生まれた価値は4000円ですよね?
しかしこれだと、生まれた価値と僕の1日分の給料が同じなので、会社の利益にはなりません。
ですが、もし8時間働いたとしたらどうなるでしょうか?
8時間働いて生まれた価値は8000円になり、1日分の給料4000円よりも多くなります。
この差額が会社の利益です。
つまり、労働者が給料以上に働いて価値を生み出してこそ、初めて会社に利益が生まれます。そして、長く働けば働くほど会社の利益が増える仕組みになっています。
ですから、僕たち労働者は、会社の利益のために長時間働かされる訳です。
転職してもこの仕組みは変わらないので、ブラック企業しかないと思っても当然だと思います。
会社は労働者を1日働かせる権利を買っている
そもそも会社は労働者を1日働かせる権利を買っているので、何時間働かせようが自由です。
長時間働かせるほど儲かる訳ですから、体力の限界まで働かせるのが理想であって、余力が残ってたら困るんですよ。
でもそれによって過労死などの問題が出てきたので、その対策として法律ができ、会社は本当は限界まで働かせたいんですけど、仕方なく労働時間を短くしている訳です。
そんな現在でも、22時・23時まで残業している人がいるのも事実。
僕が今働いてる会社でも、23時まで残業して、次の日の5時半に出勤とかいう異常な人もいます。
ここでみなさんに質問なんですけど、「そんなに残業代を払って、会社は大丈夫なの?」と思ったことないでしょうか。
僕が以前働いていた会社では、毎月80時間以上の残業が当たり前でした。従業員全員の残業代を足したら、とんでもない金額だったと思います。
それでも会社は潰れない訳です。これは一体どういうことなのか?
残業代は会社にとって割安だった
僕たちの給料は、「必要経費方式」という方法で決められています。
必要経費方式とは、明日も同じように働くために必要な経費の合計をもとに、給料を算出する方法です。
これによりどのように残業代が決まるのか?
例えば3時間残業したとします。
明日も同じように働くためには、早めに寝て体力を回復しなければなりません。
しかし、3時間残業したとしても、体力回復のために3時間早く寝る訳ではありませんよね?
早く寝たとしても、せいぜい30分から1時間です。つまり、その30分から1時間分の体力回復代が、残業代です。
そのような考え方で残業代は決められています。
ですから、残業代は会社にとっては割安で、いくら残業してもその分ちゃんと働いて生産してくれれば、問題ない訳です。
残業で稼ぐことが、いかに割に合わないことなのかが分かると思います。
我慢することが美徳という日本の悪しき文化
どんなにブラックな環境だとしても、働き続ける人がいる限りブラック企業はなくなりません。
皮肉な話ですが、転職してもブラックしかないような環境を作っているのは、他でもない僕たち労働者なのです。
1つは僕たちが勉強不足であること。
先ほど説明したように、どのように給料は決まっているのか、どのように会社の利益が生まれているのかが分かっていない人がほとんどで、会社によって搾取されていることが理解できていない。
もう1つは、我慢することが美徳とされる日本の文化。
僕たちは、小さい頃から親や先生に「我慢しなさい」と教えられます。我慢することが大事で、当たり前であると刷り込まれて育つ訳です。
その結果、ブラックな環境でもこのように考えてしまうのです。
- 雇ってもらっているのだから我慢しなければならない
- 他の人もやっているのだから我慢しなければならない
- 自分が我慢すれば済むこと
我慢強いことは日本人の特徴ですが、我慢するが故にブラックな職場環境が改善しないという側面もあります。
我慢は必ずしも良いことばかりではありません。
日本は労働者よりも消費者に重点を置いた


ドイツ人と日本人の働き方の違いについて、面白い記事がありました。
「ドイツと日本は、国民をどう捉えるかの考え方が違います。ドイツは国民をどちらかといえば労働者だと捉えて、労働者の権利に重きを置いてきました。日本は消費者だと捉えて、消費者の権利を重視していると思います」
引用:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83415?page=3
日本は消費者に重点を置いた結果、消費者側に立った時にはとても便利で快適ですが、労働者側に立った時にはかなり無理を強いられます。
Amazonで買った商品が、当たり前のように次の日に届く背景には、しんどい思いをして働いてる運送業界の人たちがいる訳です。
ドイツのように労働者に重点を置けば、仕事は楽になるかもしれませんが、生活が不便になる可能性もあります。
そこが難しいところですよね。
何回転職してもブラック企業しかない!一体どうすればいいの?


何回転職してもブラック企業しかない場合、一体どうすればいいいのか?結論としては、自分で稼ぐスキルを身に付けましょう。
これしか根本的な解決方法はありません。
数少ないホワイト企業に中途で転職できる可能性は限りなく少ないです。
万が一ホワイト企業に転職できたとしても、将来何が起きるか分かりませんし。定年まで働き続けられるとは限りません。
妥協して転職しても、待っているのは無意味な競争と、やりがいのない仕事です。
それならば、転職を繰り返して時間を無駄にするよりも、自分で稼ぐスキルを身に付けることに時間を費やした方がよっぽど有意義です。
会社の愚痴ばかり言ってつまらない仕事を嫌々やり続けるか、それとも思い切って自分の可能性に賭けてチャレンジしてみるか。
悩む余地はないと思いますね。
特にこれといった経験やスキルがない人には、ブログなどのライティング系の副業から始めてみることがおすすめです。
ブログの始め方については、こちらの記事を参考にしてみてください。


今回は、「転職してもブラックしかない本質的な理由とその対策」について書いてみました。
特に、給料の決まり方や会社の利益が生み出される仕組みについては、絶対に知っておいた方が良いと思います。
こちらの本に詳しく書かれているので、是非読んでみてください。Kindle Unlimitedで読み放題になっています。
というわけで以上です!

