仮想通貨・NFT・そしてメタバース。
この3つのキーワードは、これからの時代を生きる上で抑えておかなければなりません。
先月Facebookが社名を「Meta」に変更することを発表し、メタバースが一気に注目されました。
今回はメタバースがよく分からない方向けに、「メタバース大富豪になる前に知っておくべき5つのこと」という本を要約してみたいと思います。
本書の要点「メタバース大富豪になる前に知っておくべき5つのこと」
要点①
メタバースとは「メタ」と「ユニバース」を合体させて作られた造語で、ネットワーク上に構築された仮想空間のことである。
要点②
メタバースはただの仮想空間ではなく、ユーザーが収益を得ることもできる。
要点③
メタバースには物理的距離は関係なく、コロナ禍において新しいコミュニケーション手段になる。
メタバースの人気が急上昇した背景
メタバースはインターネット経由でアクセスできる仮想空間ですが、最近特によく耳にするようになりました。
しかしメタバースは昔からあって、2000年代前半から主にゲームで使われていました。
- セカンドライフ
- あつまれどうぶつの森
- フォートナイト
- マインクラフト
これらはメタバースを利用した人気ゲームです。
「あつまれどうぶつの森」は私も当時めちゃくちゃハマりましたが、これがメタバースだという認識はありませんでした。
なぜ最近になってメタバースという言葉が大流行したのでしょうか?
パンデミックの影響

1つ目の理由は昨今の時代背景にあります。
パンデミックの影響でリモートワークが増え、出掛けるよりも自宅で過ごす時間が圧倒的に長くなりました。
そして、友人と会う機会も激減しオンラインでの交流が盛んに行われるようになりました。
オンライン飲み会やZOOM会議なんかはその代表例ですよね。
メタバースではより大人数でオンラインでの交流を楽しむことができます。
仮想通貨バブル

ここ数年で仮想通貨の認知度が飛躍的に高くなりました。
仮想通貨の価値が何倍にもなり、NFTアートが億単位で取引されるなど仮想通貨バブルと呼べる状況です。
仮想通貨の根幹となっているブロックチェーン技術を使ったメタバースも存在し、仮想通貨を使って土地を買うこともできます。
そして、ゲーム内で獲得したアイテムをNFT化して売ることで、ユーザーが収益を上げることもできます。
今は仮想空間で資産を築ける時代になっていて、仮想通貨の誕生がメタバース人気の背景にあります。
Facebookが「Meta」に社名を変更

個人的にはこのニュースがメタバースの認知度を高めた1番の要因だと思います。
私もこのニュースを見て、メタバースという言葉を知りました。

Facebookはメタバースの構築に1.1兆円の資金を投じて、今後はSNS事業からメタバース事業にシフトしていくことを決めました。
FacebookだけでなくMicrosoftもメタバースに力を入れています。
メタバースの特徴
非日常性
現実世界では体験できないような非日常的な体験ができることがメタバースの大きな特徴です。
VR技術の発展により、よりリアルに仮想空間を作ることができるようになりました。
仮想空間では雲の上や海の中などなんでもありです。
現実では不可能なことを可能にするのがメタバースです。
収益化
従来のメタバースと大きくことなるのが、ただ楽しむだけでなく収益化ができるという点です。
それを可能にしたのがNFTです。
メタバース内の土地やアイテムなどさまざまなものがNFT となっており、ゲーム内のマーケットや外部のマーケットプレイスで売ることができます。
従来のメタバースではアイテムは簡単にコピーできてしまい、サービス自体が終わると何も残りませんでした。
しかし、NFT化したアイテムはブロックチェーン技術によってコピー不可能となり、消えることはありません。
そして、当然その価値も上がります。
NFTについてはこちらの記事を読んでみてください。

物理的距離をなくす
メタバースはインターネット上の仮想空間なので国境は関係ありません。
世界中の人々と同時に多人数で楽しむことができます。
2020年4月に、アメリカの大人気ラッパーのトラヴィス・スコットが「フォートナイト」内で行ったバーチャルライブは大きな反響を呼びました。
日本人アーティストでは、米津玄師も同様に「フォートナイト」内でライブを行っています。
個人的には、昨年行われたEDMの祭典「Tomorrowland」のバーチャルライブには衝撃を受けました。
バーチャルとは思えないようなリアルな映像です。
このように、メタバースはコロナ禍において新しいコミュニケーション手段となっています。
まとめとメタバースの今後

メタバースには物理的な障害がなく、非日常的な体験ができる仮想空間です。
さまざまな理由で遠くに行くことができない方も楽しむことができ、メタバース内のNFTを売買することで収益を上げることも可能です。
これから世界中の大企業がメタバースの主導権を取るために、激しい競争を繰り広げることが予想されます。
将来的にはメタバース同士での相互接続ができるようになる可能性もあります。
今後さらに開発や普及が進み、私たちの生活に身近なものになる未来はそう遠くありません。
この本はKindle Unlimitedで読み放題です。

コメント