井上尚弥はどこまで階級を制覇できるのか?その可能性を探る

こんにちは、ひびのです。

井上尚弥って一体どこまで階級を制覇できるんだろう?


井上尚弥選手は、2022年6月にWBCバンタム級王者ノニト・ドネアを破り、バンタム級3団体を統一。

残すのはあと1つで、年内にも4団体統一が濃厚な状況です。そして、来年にはスーパーバンタム級に階級を上げ、4階級制覇を目指す予定。

日本ボクシング史上最高傑作と呼ばれる男は、一体どこまで階級を制覇できるのか?その可能性を探ります。

ひびの

それではいきましょう!


目次

井上尚弥はどこまで階級を制覇できるのか?

まず結論から申し上げると、フェザー級までの5階級を制覇する可能性が高いと言えます。ただ、フェザー級で圧倒的な結果を残せるかは疑問の余地があります。

ボクシングの階級についておさらい

まずはボクシングの階級についておさらいしておきましょう。

階級体重(キロ)体重(ポンド)
ヘビー級90.72キロ以上200ポンド以上
クルーザー級90.72キロ200ポンド
ライトヘビー級79.38キロ175ポンド
スーパーミドル級76.20キロ168ポンド
ミドル級72.57キロ160ポンド
スーパーウェルター級69.85キロ154ポンド
ウェルター級66.68キロ147ポンド
スーパーライト級63.50キロ140ポンド
ライト級61.23キロ135ポンド
スーパーフェザー級58.97キロ130ポンド
フェザー級57.15キロ126ポンド
スーパーバンタム級55.34キロ122ポンド
バンタム級53.52キロ118ポンド
スーパーフライ級52.16キロ115ポンド
フライ級50.80キロ112ポンド
ライトフライ級48.97キロ108ポンド
ミニマム級47.62キロ105ポンド


このように、ボクシングは全17階級(WBCのみ18階級)に分けられており、井上尚弥選手が現在戦っている階級は、下から5番目に軽いバンタム級です。

リミットが53.52キロということで、一般的な成人男性よりも軽いと思います。それなのにあれだけのパワーですからね。恐ろしいです。

過去の複数階級制覇王者

6階級制覇王者

  1. オスカー・デ・ラ・ホーヤ
  2. マニー・パッキャオ

5階級制覇王者

  1. トーマス・ハーンズ
  2. シュガー・レイ・レナード
  3. フロイド・メイウェザー・ジュニア
  4. ホルヘ・アルセ
  5. ノニト・ドネア



4階級制覇王者が15人いるのに対して、5階級制覇となると一気に人数が減ります。6階級制覇に至っては、オスカー・デ・ラ・ホーヤとマニー・パッキャオの2人しかいません。


特にフィリピン出身のマニー・パッキャオは、フライ級からスーパーウェルター級まで制覇しており、実に10階級(体重にして20キロ)を制覇したというとんでもないボクサーです。



僕もリアルタイムで観ていましたが、これほどまでに観ている人を熱狂させるボクサーはそうはいないと思います。

6階級制覇はともかく、井上尚弥選手には5階級制覇は是非達成して欲しいと思いますね。4階級制覇では終わってほしくないというのが正直なところです。

ボクシング関係者の意見

続いてボクシング関係者の意見を見ていきましょう。


プロデビュー前から井上尚弥選手とスパーリングをしてきたというWBO世界スーパーバンタム級11位赤穂亮選手の話

「フェザー(57・15キロ以下)かスーパーフェザー(58・97キロ以下)で壁に当たると思います。でもスピードを意識して、欲を出さなければスーパーフェザーで通用する可能性はあると思います」

大橋ジムの先輩で、元3階級制覇王者の八重樫東トレーナーの話

「いってもフェザーですかね。それより上の階級となると、試合はできたとしても世界で高いパフォーマンスを求めるのは酷な話。危険を伴う挑戦になると思います」

今年の5月に井上尚弥選手とスパーリングをしたというゼネシス・セルバニア選手の話

「パワー、スピード、バランス、フットワークと全てがそろっている。パンチも強くて重いので、さらに体をつくればスーパーフェザー級でチャンピオンになる可能性は高い。彼がライト級で戦えるかどうかは体次第。もし体ができ上がれば…」

日本ライト級王者宇津木秀選手の話

「尚弥さんの技術やパンチ力なら、日本のライト級で十分に通用すると思います。もし僕がやったら、ボコボコにされると思いますね(笑い)さすがに世界となると、難しいですかね。スーパーフェザーとライトには大きな壁がありますので」


協栄ジム金平会長の話

「フェザー級に上げた場合、スピード、テクニックは十分通じると思いますが、今まで通じていたパンチが効かないというケースが出てくると思います。そこでどうするか。これまでとは異なった攻略法が求められます。井上選手の引き出しの多さを考えれば、必ずレベルアップした姿を見せてくれると思いますし、井上選手が階級の壁を乗り越えた時、新たな景色が見えてくるのではないでしょうか」



ボクシング関係者の話を見てみると、井上尚弥選手に近い人ほど慎重な意見であるような感じがしますね。

まぁやはり身近な人ほど無責任な発言はできないと思うので、発言が慎重になるのも仕方がないのかなと。

実際井上尚弥選手本人も、階級を上げることに対して慎重な意見を述べています。

井上尚弥選手本人の話

「今の適正階級はバンタム級。周りの風潮で「とりあえず階級上げろ」はどうかなと思う。ボクシングは階級制のスポーツで適正階級で戦うのが一番」

「敵がいないから階級を上げろって簡単に言うけど、上げるのは簡単なことではない。パフォーマンスを潰されるようならあげることはしない」

「スーパーフェザー級だと普通の選手になる。埋もれると思います」


このような発言から、階級を上げることは容易ではないと強く思っていることが感じられます。

多分僕らが考える以上に大変なことなのだと思いますね。彼らは命を懸けて戦うわけですから、慎重になって当然です。

あとは、その階級の中で圧倒的な存在になりたいという気持ちを感じます。階級を上げて並の選手になってしまったら意味がないのかなと。

バンタム級4団体統一、そして舞台はスーパーバンタム級へ

2022年12月13日、WBOバンタム級王者ポール・バトラーとの4団体統一戦が決定しました。

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この試合に勝てば、見事バンタム級4団体統一を果たすことになり、来年には戦いの舞台をスーパーバンタム級へと移すことになります。


この試合の模様は、dTVで独占生配信されます。



そして少々気は早いですが、井上選手が将来戦うであろう現在のスーパーバンタム級王者を紹介しておきましょう。

現在のスーパーバンタム級は、4つの団体を2人のチャンピオンが支配しています。

WBA・IBF王者のムロジョン・アフマダリエフとWBC・WBO王者のスティーヴン・フルトンの2人です。



どちらも無敗で2団体統一を果たした実力派のチャンピオンです。

しかし、個人的にはスーパーバンタム級でも井上尚弥選手が圧倒的な存在になると予想しているので、ここは通過点だと思いますね。

スーパーバンタム級でも4団体統一を果たし、最終的にフェザー級王者になって、5階級制覇後に引退となれば言うことなしです。

というわけで今回は以上です!

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