夜間中学教師・入江陽子さんを紹介『世の中を影で支える1人の先生』

こんにちは、ひびのです。
少子高齢化に伴って、外国人労働者の数が年々増えてきています。

近年労働力として必要不可欠になってきています。
職場に外国人労働者がいるという方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

日本で働く外国人にとっての1番の壁は言葉です。
そんな彼らのために、人知れず日本語を教えている先生がいます。

決して光が当たることのない仕事です。
世の中を影で支えている1人の先生を紹介したいと思います。

  • 外国人労働者との関係の築き方
  • どうやったら言葉も文化も違う人間と上手くやっていけるのか


彼女の姿勢からこういったことを学ぶことができます。

目次

夜間中学教師・入江陽子さんの人生

入江さんは東京の夜間中学で日本語を教えています。生徒の8割は外国人だそうです。

長崎県に生まれ、19歳の時上京して大学で油絵を学びます。そして周囲の勧めもあり教師の道を志し、たまたま配属されたのが夜間中学でした。

入江さんが夜間中学の教師になった27年前は、在日コリアンや中国残留邦人のお年寄りが生徒だったそうです。

ひびの

ちょっと普通では考えられない状況ですよね。


彼女たちは学校に通うことができなくて、文字を理解することができませんでした。

しかし懸命に文字を学ぼうとする姿が入江さんの胸に刺さり、人事異動の度に入江さんは夜間中学を希望しました。

外国人労働者の増加

入江さんが40歳を迎えた頃、状況が変わってきます。その頃から外国人労働者が増えてきて、これまで以上に複雑な事情を抱えた若者が増えてきたのです。

喋ってばかりで話を聞かない生徒や、注意されたことに腹を立て睨みつけたり、悪態をついてくるような生徒。

入江さんは、自身の身の危険を感じるような出来事もあったと言っていました。

そういう経験から入江さんは、「一方的に教えるだけでは不十分だ」ということを悟ったのでした。

等身大の対話

相手が日本人の生徒であったとしても、教師と生徒の関係というものは難しいですよね。

ただでさえ大変な仕事なのに、その上言葉が通じないという状況です。

ひびの

考えただけでも恐ろしいです。


入江さんの凄さはそのコミュニケーション能力にありますが、決してよく喋るタイプの方ではないように見えます。

しかし生徒たちから信頼され、愛されているのが分かります。
その信頼は、日頃のコミュニケーションの賜物です。

入江さんは過去の苦い経験から、教師としてのあり方を考え直しました。

それは、「1人の人間として自分を見せていく。」ということです。

自分がどういう人間なのかを生徒たちに伝えて、その反応によってさらに対話を深めていく。


入江さんは、「等身大の対話」だと話していました。

セーフティネットとしての存在

私はこの番組を見て初めて夜間中学について知りました。

夜間中学は元々、戦後の混乱期に教育の機会を奪われた人たちのために作られたのだそうです。
現在では、入江さんの夜間中学の生徒の8割は外国人です。

年齢も国籍も、バックグラウンドもさまざまです。
母国での民族紛争から日本に逃げてきた人や、日本に出稼ぎにきた母親に呼ばれてきた人もいます。

この世界の片隅で懸命に生きている人たちです。
入江さんは自分たちの役割を、

「網からこぼれ落ちた人たちを下で救うセーフティネット。どんな人たちでも学べる場があった方がいい。」


と話していました。
私が入江さんを見ていて思ったことは、生徒たちからしたら入江さんは、”とても安心できる存在”だろうなということです。

1人1人に合わせてゆっくり、粘り強く教えています。生徒たちはとにかく不安だと思います。

知らない国で、言葉が分からない状態で生活するなんて想像できますか?

縦じゃなく、水平

入江さんは日本語を教える先生という立場ですが、生徒たちは平和な日本では考えられないような経験をしてきた人もいます。

そういう生徒たちと向き合う時に入江さんが大事にしていることがあります。
それは、「縦じゃなく、水平に」ということです。

先生と生徒という上下関係ではなく、1人の人間として敬意を払い、同じ目線で接しているのです。

そして一緒にダンスをしたり、音楽を演奏したり、彼らの母国の食文化を学んだりしてコミュニケーションを取っています。

言葉が通じない分、心が通じ合う瞬間を感じることがある。それが面白くて辞められない。」

そう入江さんが語っていたことが、とても印象に残りました。

外国人と共存していくために

私は昔から異国の文化に興味がありました。
中学3年生の時に、アメリカのボストンにホームステイしたこともあります。

英語がまったく分からない状態で、1ヶ月ぐらい1人で向こうの家族と住んだんです。
今考えると、とても恐ろしい状況です。笑

でも本当にその時は、”心が通じ合う瞬間”を感じた気がしました。空港に向かう車の中で、号泣したことを今でも覚えています。

日本で暮らす外国人は、30年前の3倍にもなっているそうです。これからますます増えていくことでしょう。

もしあなたが外国人と共に働いたり、暮らしたりすることがあった時は、

  • 等身大の対話
  • 縦じゃなく水平に
  • 相手の国の文化を学ぶ


入江さんから学んだこういう姿勢で接していきましょう。

というわけで今回は、夜間中学教師の入江陽子さんを紹介してみました。
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