仲買人・長谷川大樹さんを紹介『かつてゴミ屋と呼ばれた男』

こんにちは、ひびのです。
今回は仲買人の長谷川大樹さんを紹介します。

長谷川さんの人生を通して、「どう生きるか?」ということを考えさせられました。

  • やりたいことがあるけど1歩踏み出せない
  • 今の仕事のままでいいのか不安


こういう風に思っている方に読んで欲しいなと思います。それでは詳しく紹介していきます!

目次

仲買人・長谷川大樹さんの人生

長谷川さんは、神奈川県横須賀市の長井漁港で魚の仲買人をしています。

マルテイ 斎勝商店
鮮魚仲買とは? 鮮魚仲買(買受人)の説明ページです。斎勝商店では、気仙沼港に水揚げされたマグロ、メカジキ、マカジキを中心に扱っております。


市場で魚を目利きし競り落として、小売店やレストラン、消費市場に出荷するのが仲買人です。
リンク先に流通の流れが図で説明されてるので、読んでみてください。

長谷川さんのお客さんには、13年連続三つ星獲得のフレンチシェフ岸田周三さんを始め、名だたる料理人がいます。

彼らの望みに叶うような魚を用意しなければなりません。

ひびの

とんでもないプレッシャーですよね。


でも長谷川さんはそんなプレッシャーなど感じていないのか、いつも楽しそうです。

魚の状態を見極める

仲買人の最も大事な仕事は、魚の状態を見極めることです。ただ素人目にはどの魚も同じに見えます。

長谷川さんは、どんな魚と一緒に網にかかり、どのように運ばれてきたのかをチェックします。

例えば自分を餌にしている魚と一緒に運ばれてきた魚は、大きなストレスを抱えます。
そのストレスが味に大きく影響するというのです。

そして競り落とした魚をすぐに運ばずに1度水槽に戻して、魚が落ち着くのを待ちます。
人の気配や、フォークリフトの振動、明かりにまで気を配ります。

さらに水槽の水まで掃除してしまうのです。

選んで競り落とすまでが仕事ではなく、いかに良い状態でお客さんの元に届けるか。


長谷川さんはそこにものすごいこだわりを持っています。落ち着きを取り戻した魚をその場で締めてしまいます。

そして内臓を取り出し、血合いまでも取り除きます。

ひびの

ここまでするのかと驚きました。

捨てられる魚たち

水揚げされた魚のうちのなんと3割は捨てられるのだそうです。それらの魚は、

  • 扱いにくい
  • 大きさが規格外


などの理由で捨てられます。これは知りませんでした。

人間が勝手に作ったルールです。こういう話を聞くと、命って何なんだろうと考えてしまいます。

みんなが大好きなお肉が食べられるのも、牛・豚・鳥などの命のおかげです。

改めて、私たちは命の上に生かされているのだということを認識しなければなりませんね。


長谷川さんは、そんな捨てられる魚に価値を見出し、流通に乗せてきました。

食材に対して偏見を持たず平等に見る。

これは食材に限らず、あらゆる物事に対して必要な視点ですよね。しかし初めはあまり良い顔をされなかったのだそうです。

ひびの

すばらしいことをしているのに、なぜなのでしょうか・・

営業マンとして働いて

長谷川さんは東京の東村山に生まれ、自然が大好きな少年だったといいます。
自然に関わる仕事がしたくて、大学を1年休学し、鹿児島の素潜り漁師に弟子入りしたそうです。

この番組に出ているプロフェッショナルの方たちは、みなさん行動力が尋常じゃないです。


大学を卒業後、長谷川さんは広告代理店で営業マンとして働き始めました。持ち前の行動力と研究熱心な性格で、成績は常にトップでした。

20代で年収は1000万を超えるほどにもなりました。しかし、違和感が芽生え始めたといいます。

「0のものを1に見せかけたり、空気を売っているようなもの。それが素晴らしいことだと自分に思い込ませていた。死んでる感覚だった。」


そう長谷川さんは話していました。年収1000千万も稼いでいるのに、贅沢な悩みだと思う方もいるかもしれません。

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こちらの記事でも書いたのですが、年収800万円までは人は稼げば稼ぐほど幸せになれます。

しかし年収800万円を超えると、幸福度はそこまで上がらなくなるのです。

ひびの

いくらお金を稼いでいても、病んでしまう人がいるのはそのためです。


お金はもちろん大事ですが、お金以外の何かが大事なのです。

仲買人への転職

そして長谷川さんが32歳の時に転機が訪れます。
接待先のお店から、魚の知識が豊富なことを見込まれて、買い付けを頼まれたそうです。

長谷川さんは会社に勤めながら、仲買人としての権利を取得しました。しかし、現実は厳しいものでした。

たくさん獲れて値段が下がった魚にこれまでと変わらない値段を付けると、「相場を壊すな」と怒鳴られたそうです。

また、サメやエイなど捨てられる魚を扱おうとすると、露骨に嫌な顔をされたのです。

長谷川さんに付けられたあだ名は、「ゴミ屋」でした。

ひびの

違ったことをすると煙たがれるのが現実です。

「漁師さんが自分たちの魚をゴミだと思っていることが1番辛かった。僕には宝物だった。」


長谷川さんはその時のことをこう振り返っていました。そして38歳の時広告代理店の仕事を辞めて、退路を断ったのです。

「絶対に成功しない」と周囲は笑いました。

ただ1人を除いて・・・
それが奥さんでした。

どう生きるか

長谷川さんは奥さんに支えられながら、仕事に没頭しました。全国の船に乗り良い魚を研究し、誰よりも市場に長く居残り、丁寧に丁寧に処理をしました。

収入は半分以下になり、魚は思うように売れません。

それから6年の時が経ち、料理人たちが取引を求めて列をなすようになりました。長谷川さんのためにと、漁師たちが締め方を学んで、魚を丁寧に扱ってくれるようになりました。

かつて「ゴミ屋」と呼ばれたことなどなかったかのように、教えを請われば惜しみなくすべてを伝えました。


この番組を見てこのようなツイートをしました。


広告代理店で営業マンをしていた時より年収は下がったかもしれません。しかしどちらの生き方が長谷川さんにとって幸せでしょうか?

それは言うまでもありませんね。

「人間は生き物としての生き方を忘れている。生き物としてちゃんと生きていきたい。」


最後に長谷川さんがそのように話していたことがとても印象に残りました。

というわけで今回は、仲買人の長谷川大樹さんを紹介してみました。
プロフェッショナル仕事の流儀の過去回を観るなら、NHKオンデマンドがおすすめです。

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