すい臓外科医・中尾昭公さんを紹介『己に問うは進化のみ』

こんにちは、ひびのです。

2021年9月7日放送のNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」に、すい臓外科医の中尾昭公さんが出演しました。

73歳になった今でも、すい臓ガン治療の最前線でメスを振るう中尾さんの人生を追います。

目次

すい臓外科医・中尾昭公さんの人生

(https://bit.ly/2XesYnuyより画像引用)

すい臓は「沈黙の臓器」を呼ばれ、異常が生じてもほとんど自覚症状がないのだそうです。
気付いた時にはもう手遅れで、実に7割が手術不可能と診断されるのが実情です。

そんな最も治療が困難と言われるすい臓ガン治療において、「最後の砦」と呼ばれる中尾さんの人生はどのようなものだったのでしょうか?

医師を志して

中尾さんが生まれたのは終戦から3年後の1948年です。平和な時代に生まれ、平和な時代を生きている私には想像もつきません。

お父さんは中学校の教師をしていて、「簡単な道は行くな」と教えられたそうです。
「社会の役に立ちたい」と考えた中尾さんは猛勉強し、名古屋大学医学部に進学しました。

そして、最も治療が困難と言われたすい臓ガンのスペシャリストを目指したのです。
多くの人の命を救うべく家族との時間を犠牲にし、中尾さんは仕事に没頭しました。

新しい術式の開発に取り組み、生まれたのが「メセンテリック・アプローチ」と呼ばれる画期的な術式でした。

これにより、今まで救えなかった命を救うことができるようになったのです。

相次いだ術後死

しかし、ある時3名の患者が手術後に相次いで亡くなってしまいます。
中尾さんの開発した術式に対する疑問の声も挙がるようになり、風当たりは強くなっていきました。

責任を問われた中尾さんは、一般病院に赴任するか、もしくはアメリカに渡って専門とは違う肝臓移植を学ぶか、どちらかの選択を迫られました。


一般病院に赴任するということは、すなわち研究者としてのキャリアの終わりを意味します。
アメリカに行くとしても、今の研究を中断し、しかも無給で働かなければなりません。

ひびの

とても難しい決断です。


中尾さんが選んだのは、アメリカに行くことでした。より厳しい道を選択したのです。

中尾さんはアメリカで1年間研鑽を積んだ後、日本に帰国。改めてメセンテリック・アプローチの改良に励み、3年後世界に発表しました。

73歳になった今でも、すい臓ガン治療の最前線で活躍されています。

中尾昭公さんのココがすごい

  • 昼食を食べない
  • 常に進化を目指す
  • 最後の砦としての決断


番組を見ていて驚いたのが、中尾さんはなんと何十年も昼食をとっていないのだそうです。

時には7時間を超える手術もあるのに、なぜ体力が持つのでしょうね。
一体どんな身体をしてるのか私には理解できません。

そして、中尾さんは常に進化を目指しています。

  • もっと上手くできないか
  • もっと早くできないか
  • もっと良い術式はないか


己に問うのは進化のみです。
これが他の追随を許さない大きな要因だと思います。

それと同時に中尾さんは後進の育成にも励んでおり、自分を超えるようなすい臓外科医が現れることを願っています。


そして最もすごいと思ったことは、常に「最後の砦」として決断を下し続けていることです。
中尾さんを頼ってくる患者は、他の病院で手術が不可能と言われた人たちです。

すなわち中尾さんが手術不可能と言った時点で、その患者の人生の終わりを意味します。
こんな難しい決断を迫られ続ける仕事なんて想像できますか?

というわけで今回は、すい臓外科医の中尾昭公さんを紹介してみました。
プロフェッショナル仕事の流儀の過去回を観るなら、NHKオンデマンドがおすすめです。

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